その一点を確実に!!FP三級のひっかけ問題!過去問と対策

試験問題のひっかけ問題

意外と受けてみると難しい試験FP3級ですが、実技や学科試験ともにひっかえ問題が隠れている可能性があります。

実際一点二点をひっかけ問題のせいで失点したという人も少なくないですよね。

今回は実際の過去問と注意する点をご説明します。

答え付きで問題をご紹介します。


ひっかけ問題にはまらないためには?

ひっかけ問題にはまらないためには三つの秘策があります。

以下のリンクから、ひっかけ問題に強くなる方法をご説明しています。

①王道解きなおし

②語尾を注意して確認する

③ひっかえ問題を含まれた過去問を解いておく

ひっかけ問題.com

学科

問題①

健康保険の任意継続被保険者となるための申し出は、原則として、被保険者資格を喪失した14日以内に行わなければならない。

答え

×です。

健康保険の任意継続は、会社を辞めた後にその人本人の希望がった外記に健康法を継続加入することができる制度のことです。

任意継続中は全額自己負担になります。少し割高です。

任意継続の申出期限は、被保険者資格の喪失日から20日以内です

2週間と間違えてしまう人もいるので、ひっかからないようにしましょう。

問題②

日経平均株価は、東京証券取引所市場第一部に上場する代表的な225銘柄を対象として算出される株価指標である。

答え

正解は◎です。

対象となる銘柄数と算出方法をTOPIX(全銘柄、時価総額加重型)と混同させるひっかけ問題が良く出ます。

実技

問題③

康太さんには、定年退職時に勤務先から退職一時金2,400万円が支給される見込みである。この場合における所得税に係る退職所得の金額として、正しいものはどれか。なお、康太さんの勤続年数は38年とし、退職は障害者になったことに基因するものではない。また、康太さんは役員であったことはなく、前年以前に受け取った退職金はないものとする。

  1. (2,400万円-2,060万円)×1/2=170万円
  2. 2,400万円-2,060万円-50万円=290万円
  3. 2,400万円-2,060万円=340万円

【退職所得控除額の求め方20年越:800万円+70万円×(勤続年数-20年)】

答え

退職所得の金額は、「(退職に係る収入金額-退職所得控除額)×1/2」で求めらます。

1/2をかけるのを忘れる人をはめるためのひっかけ問題です。

問題④

生命保険の見直しで現時点の必要保証額を試算してください。

算式:必要保障額=遺族に必要な生活資金等の総額-遺族の収入見込金額

条件:

  1. 現在の毎月の日常生活費は30万円であり、Aさん死亡後の妻Bさんの生活費は、現在の日常生活費の50%とする。
  2. 現時点の妻Bさんの平均余命は、29年とする。
  3. Aさんの死亡整理資金(葬儀費用等)は、200万円とする。
  4. 緊急予備資金は、300万円とする。
  5. 住宅ローン(団体信用生命保険加入)の残高は、500万円とする。
  6. 金融資産(預貯金等)の金額は、2,000万円とする。
  7. Aさん死亡後に妻Bさんが受け取る公的年金等の総額は、5,800万円とする。
  8. 現在加入している生命保険の死亡保険金額は考慮しなくてよい。

答え

遺族に必要な生活資金等の総額

生活費:
30万円×50%×12カ月×29年=5,220万円
葬儀費用等:200万円
緊急予備資金:300万円
※住宅ローン残高※
死亡すると団体信用生命保険から全額支払われるため、この計算の中には考慮する必要はありません。
間違って+500万円を+させることを誘導しているひっかえ問題です。

5220万円+200万円+300万円=5720万円

収入見込み

2000万円+5800万円=7800万円

5720万円-7800万円=△2080万円

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